Sarah Pavanさん、現役のビーチバレーボール世界チャンピオン。
バレーボール、カナダの元オリンピック代表。
イタリアのプロバレーボールリーグでも活躍。
バレーボールのプロが、高校バレーのアニメをどう観るのか?!
\(◎o◎)/!
彼女のSarah Pavan Volleyball youtubeチャンネルではもともとバレーボールについての配信している。バレーボールのレシーブやサーブ、パスの練習方法ほか、自主練の仕方とか。
そして、自身のビーチバレー試合。(#^.^#)かっこいいです。
アニメ「ハイキュー!!」については、このチャンネルの視聴者から「ハイキュー!!」をどう思う? 知ってる?など多くのコメントが寄せられていたとのこと。
リアクション動画の配信は昨年からで、最近シーズン2を観終わったところ。シーズン毎にベストシーン5や、ベストメンバーを発表しています。
本編上のキャラクターの好き嫌いを超えたベストメンバー、ここはプロの目線ですね。
「ハイキュー!!」リアクションが熱い。
アニメのリアクション動画をたくさんやっているほかのチャンネルとは一味も二味も違っていて面白いので紹介します。
\(◎o◎)/!
シーズン1を通してネタバレを含む場合があります。
公式戦の試合の勝敗については触れませんが、第1話の試合については本編の前日譚の位置づけということでご容赦くださいませ。
バレーボールのプロがこのアニメを観たらどう思うんだろう???
「ハイキュー!!」の基本
ある高校バレー部。突出した才能と身体能力を持つふたりの入部をきっかけに、チームメイトが互いに競い合い、成長していく。
弱小と言われたチームが全国大会、そして頂点を目指す物語。
舞台
烏野(からすの)高校バレーボール部
堕ちた強豪、飛べないカラスと揶揄される今はパッとしないチーム。
かつて強豪だった時代に身長170cmほどの小さい巨人と呼ばれるエースが活躍していた。
キャラクター
メインとなるふたりの1年生で入学して正式なバレー部員になる第5話までに登場する人物。
メインのふたり
日向翔陽(ひなたしょうよう)身長162cmくらい
小学生のときに全国大会で戦う小さな巨人に憧れてバレーボールを始めた。身体能力、反射神経は超人的、とくにジャンプ力はすごい。これまで環境に恵まれず技術はない。「(背は低いけど)俺は飛べる!」
影山飛雄(かげやまとびお)天才セッター
自他ともに認める天才セッター。技術、センス、闘争心を持ち合わせているが、態度が横暴で「(自己中の)王様」と異名を持つ。中学3年の試合では圧倒的な力で日向のチームをくだすが、日向自身の身体能力の高さは記憶している。同じ大会中にチームメイトに拒絶され孤立する。
烏野高校の上級生
先輩たちはみんないい奴(^o^)/
- 沢村大地(さわむらだいち)3年生キャプテン
- 穏やかで冷静だが怒ると怖い
- 菅原孝支(すがわらこうし)3年生セッター
- スガちゃん 不器用な1,2年生を親身にフォロー
メインふたりの共通点はバレー馬鹿
敵対:性格も個性もまったく違う。第1話での出会いは敵同士。圧倒的な実力差で負けた日向の当面の目標は影山を倒すこと。一方の影山は恵まれた身体能力を無駄にしている日向の様子に苛立っている。
共通点は「馬鹿」がつくほどバレーボールが好き。高校の部活では負ければそこで部活終了。勝たなければ次はないのだ。勝つために、強くなるためにどこまでも貪欲。
ふたりの向上心はチームによい刺激を与えていく。
Sarahさんはバレーボールのプロなので
ふつうのアニメのリアクション動画だと思っていると最初はストレス
いきなり重箱の隅をつついてしまいますが、最初はぎこちないです。
Sarahさんがアニメに慣れるまで、視聴者がSarahさんのペースに慣れるまで2話分くらいかかります。
- アニメを停止してコメントするので
- 本編の流れが物理的に切られるのが気持ち悪い
- アニメをあまり観ていないとのことで、第一話は導入であり「疑問がでてもすぐ説明されるからちょっと待って」と言いたくなる。
- 第1話のみ、影山をカジヤマ、翔陽をショウと間違えている。
※でもすごいのは、ふたりの名前は、第2話できちんと訂正しているし、その後も固有名詞はかなり正確に発音してくれています。
これがエピソードが進むとSarahさんが物語に入って、アニメの流れに慣れていくのと同時に、
こちらもSarahさんのテンポに慣れます。そうするとバレーのプロの言葉が入ってきます。
バレーやチームスポーツに関するピンポイントの解説もきめ細かいですし、それ以上に、Sarahさんが経験してきたであろうスポーツ半生の一場面?を垣間見るような瞬間も‥‥‥。
それは「ハイキュー!!」という作品と、キャラクターたちと同じように熱くバレーをやっている人の感動に触れたような‥‥‥。
錯覚かもしれませんが(^▽^;)
ほかのリアクション動画にはない魅力がたっぷりです。
第一話
中学3年生の日向と影山が所属する中学の試合。
ほかの部員がいなかった日向にとては、ほかの部に所属する友人に頼んで人数を集めて参加する生まれてはじめての試合。
影山が所属する中学は強豪、無名には勝って当たり前の予選。実際に日向のチームメイトはバレーのルールも知らず、試合にならない。
ミスを連発するチームメイトに明るく声をかける日向に
チームを盛り上げようとする。前向き。いい子!
ジャンプもすごい! 楽しみね。
一方、レベルの違いすぎる相手にも手を抜かず、完璧を求める影山は、味方に厳しい言葉を投げつける。
確かにまじめだけど、言い方や態度は横暴すぎる!
ひどい王様だわ。
敗北で試合終了の直前、「そんなに無理しなくても」というチームメイトに日向は「だって、まだ負けてないよ」
最後のスパイクチャンスに味方のトスミス。日向は超人的なスピードとジャンプで遠く離れたトスに追いついてスパイク! しかしアウト!
‥‥‥!
どういうこと?! あれは入るべきでしょ。
決まるところでしょ!
圧倒的な実力差で負けた日向が、影山に「必ずお前を倒す」と宣言する日向には
わくわくする、次が楽しみ!
第2話
烏野高校に入学早々、放課後の体育館にとびこむ日向。そこにサーブ練習をする影山が!
日向は目の前の倒したい相手に敵対心むき出し、影山の負けずに対抗する。
対抗心ばかりのふたりにキャプテン大地が「天才セッターだろうと、どんなにやる気があろうとチームメイトの自覚がない奴らは入部させない!」と宣言し体育館を追い出す。
大地は、影山の実力に、日向の身体能力が組み合わさればいい効果がでるんじゃないかと考えている。
チームスポーツにおいて、この考えは完全に正しい!
すばらしいキャプテン
体育館を追い出された日向と影山。かっこいいからスパイカーがいいという日向に、影山がセッターの魅力を語る。テレビみたいに横からじゃなくて後ろから試合を観てみろと。「一番ボールに触れて攻撃を組み立てる支配者みたいでかっこいいだろ!」
わたしも試合は後ろから見る。
セッターについて、影山の言っていることは残念だけど正しい
第3と4話
入部を許してもらうためにチームメイトの自覚を示す必要がある。ふたりでチームを組んで試合させてくれと申し込む。
ほかに入部予定の2人と、それぞれ先輩をひとりづつ加えた3×3で試合することに!
影山 どうしてそんな態度!
日向と影山+田中(2年)が負けた場合、影山はセッターができない、という条件がついていた。
この試合に負けるわけにはいかない。
日向には「足をひっぱるな」「ちゃんとレシーブできるようになるまでお前にトスはあげない!」と宣言する影山。
勝つために必要じゃない奴にトスはあげない!
Sarahさん敵には、影山の態度は気に入らないし、言い方は悪いが、言っていること自体は‥‥‥、という感じ。
菅原 cool!!
バレーの基本的な技術のない日向の練習に3年生菅原が付き合う。
菅原がセッターだと聞き
天才セッター影山の入部について思うところもあるはずなのに、日向たちの練習に付き合うなんて!スガは最高でしょ!
日向はモチベは高くて前向きだけど、方向を間違えることがある。
ここでスガとコミュニケーションとれたことはよかったわ
月島 態度悪い!
中学時代に事情を知っている月島は影山を「王様」と呼んで皮肉る。
この子、好きになれない! 態度悪いでしょ。
影山もたしかに態度が悪いけれど、
なにか経緯があるかもしれないけど、月島はむかつく。
3×3の試合
ちゃんとレシーブができるまで日向にトスはあげないという宣言どおり、影山は日向にトスを上げるつもりはない。
毎日の練習の甲斐あって、日向もそこそこのレシーブができるようになっていた。
試合前の練習
「ああ、もうダメか」と思うボールを、あと一歩を踏み出して、日向がボールを返す。きちんと返ってきたボールを影山がトスに上げ、日向はスパイクを決める。
試合中に月島が暴露する。影山は「自己中で横暴だから王様」だと、中学のチームメイトが影山のトスを拒絶したのだと、
Sarahさんが「影山のことを思うと胸が痛い」と言った直後。
日向が「それは中学の話だ。今は関係ない。俺はどこにトスが上がろうと必ず飛ぶ。だからまたトスを上げてくれ」と
トリッキーな技 変人速攻
試合しながら動きが噛み合っていく日向と影山は、即席の打ち合わせで速攻を仕掛ける。
日向が最速で最高のジャンプを飛んで腕を振りぬく。影山がその手に合わせてトスを持っていく!
1度目の成功、さらにもう一度成功させたふたりを見て。
信じられない。
できるとは思えないけれど、日向が100%信じて飛んでいることに感動する。
ふたりがふたりとも成長してる!
これはすごいものを見せてもらったわ!
バレーの解説に補足もあります
第1話から新一年生が正式部員になるまでの第5話までは物語の導入部分。
そしてバレーボールの基本的な説明などもちょこちょこ挿入されています。
このアニメはバレーボールの説明をしているところがいい!
そうした説明場面で少し補足が入ることもあります。
第4話冒頭で
「選手は、ソリストではなく、オーケストラの一員」ではじまる文章が引用されています。
バレーボール男子世界ランク1位 ブラジル代表チーム
ベルナルト・レゼンデ監督の言葉です。
この人!
わたし、このひとのコーチを受けたことがあるの!
知っているひとがハイキュー!!に載っているなんて!!!!
だそうです。
なんか、どっちもすごいです。
英語
Sarahさんは英語で話しています。とっても聞きやすい英語です。
海外生活が長いからでしょうか。ひとに伝えることを目的にしているからでしょうか。なんだか英語が聞き取れるようになったように錯覚して嬉しくなります。
(#^.^#)
英単語、表現いくつか
analogy | 類似性、比喩 (≒metaphor/喩え) |
boosebump | 鳥肌 (≒chill/ぞくぞくする) |
beyond cool | 最高! 直訳:クールを超えている、クールってだけじゃ足りない |
hands down | 圧倒的に、間違いない、圧勝の |
pass out | 気が遠くなる 意識がとぶ |
hitter | アタッカー、スパイカー |
melt | メロメロ heart melting/心をとろかす |