「鬼滅の刃―遊郭編」の放送もだいぶ前に終了して今更ですが
海外の人がアニメ「鬼滅の刃―遊郭編」を
観賞する様子の動画を見つけてしまい……。
本編でなく、最終回を観賞する人たちを見て号泣したのでした。
最初の感想は、こんなにしゃべりながら見る?
だったけれど
アニメを見る姿を動画を撮っているという前提だから、でした。
なかで「見入っちゃって喋れなかった」と言っていた人もいたし
それに「気持ちはわかる。その分、俺がしゃべっていた」的なことも言っていたし。
反応がなければ動画として成立しないですもんね。
字幕で見ているとしても、外国の人であっても
同じような感想を持って、
そしてこういう動画に映っているひとだからだとしても
わたし自身が好きなアニメを、
わたし以上に楽しんでいる様子を見て
幸せな気持ちになったのでした。
そこでみなさんの反応を見て、
あらためて感じた見どころを感想ベースで挙げてみました。
ネタばれ、本編の内容に触れますので、
事情があって本編を見ていないひと、
そして、内容を知りたくない人はご注意ください。
10話「絶対あきらめない」
共感というか、みんなそうよね、という場面。
序盤、妓夫太郎が炭治郎の指を折るところ
「痛い!(/_;)」か、
「妓夫太郎、ひどいな、許さん!」
ですよ。
炭治郎の頭突き
ここもわたしも全く同じ気持ちの流れで
最初はニヤニヤしながら半信半疑で
「炭治郎の頭突きは最強だ」
からの
クナイ!? それはそうだ。
炭治郎考えてたんだな、えらいな。
天元の譜面
ここはちょっと違ったかな。
天元の登場に歓声があがるのはわかるとして
海外のみなさん……というより
アニメ通のみなさんの感想だった。
つまり
迫力がすごいとか、かっこいいといった感想より
芸術的だとか、作画が神だ、といった
アニメーションの評価的な感想が多いような……
翻訳しているひとの趣味や意図もあるでしょうけど、
動画に映っているひとたちはかなりのアニメ通なんだなぁと。
善逸と伊之助の活躍
善逸のときは登場前から善逸の名前を呼ぶ人が多くて
後半の伊之助は、
みんなすっかり諦めて(忘れて?)いたようで
でも、「内臓を動かした?」に納得するひと
納得できない人に二分されていました。
首を切ったあとに妓夫太郎の血鬼術が発動する件
「これはなんだ?」という反応が多かったような。
わたしもアニメの初見は、あの大爆発がなんだったか
忘れていたというか
わかりませんでした。
コミックも読んであったんだけど、
そういえば、堕姫と同時に首を切られる直前、
妓夫太郎は
早く円斬旋回を…!!
って焦っていました。
その直後のことだから、
妓夫太郎が首を切られてちょっと遅れた
円斬旋回ですよ。
Amazonプライムでの観賞3回目くらいで整理できたことです。
あれはすぐにはわかりませんよねぇ。
その後のエンディングで街が燃え尽きていく様子。
ここは本当にきれいで、
あれが円斬旋回の時差発動だと納得した後に
じっくり見ましたが、
観賞動画のみなさんは初回ですから無理です。
みなさん、
「今の爆発はなに?」
「みんな無事なのか?」
「みんな死んだのか!」と
差し迫った心配でいっぱいでした(+_+)
英語圏以外のひとのLET’S GOって
で、本編には関係ないのですが
アメリカやイギリス以外の
主にフランスの人かな?
天元や善逸や伊之助の登場!だったり
攻勢にでたりといった盛り上がる場面で
”Let’s go!” を叫んだり、連呼したりしてて。
直訳の「さあ、行こう!」とはちょっと違う感じがしたのですが
どうなんでしょう?
「行くぞ、行くぞ、(これから)行くぞ!」
って感じ?
前向きな応援の合いの手、的な?
最終話「何度生まれ変わっても」
禰豆子の血鬼術
これはアニメオリジナルのシーンです。
「禰豆子なんでもあり」
「禰豆子、ワイルドカード」すぎるという声がありましたが
禰豆子の血鬼術は
鬼の血に由来するものだけ燃やすというもので、
これは那多蜘蛛山編で禰豆子が初めて発現したときから変わっていません。
だから、わたしはここで疑問を感じることはなかったんです。
妓夫太郎の攻撃を防いだことと、
炭治郎、伊之助、天元の毒を燃やして消してしまったのも同じ効能?ですもんね。
矛盾無し(*^-^*)
妓夫太郎と梅の話
ここは二人の境遇に同情したり
悲しいのは誰でも一緒だなぁと。
シリーズの最高の見せ場なので今更わたしなんかが
語るところではないのです。
観賞動画の本編無し、とぎれとぎれの音声、
読み切れない小さな英語字幕だけで
見知らぬ海外のみなさんと涙で共感しました。
ただ、ふたりの最期のところの反応はちょっと意外なものがあり。
妓夫太郎が梅を背負って暗いほうへ
妓夫太郎は梅に反対の光のほうへ行けというのに
梅は妓夫太郎の背に飛び乗って絶対離れないと泣いて。
ずっと二人一緒にいる約束を回想した妓夫太郎が
梅を背負って炎に包まれる闇の奥へと向かって歩いていく。
のですが、
「一緒に光のほうに行くと思ったのに」
という反応があって……。
わたしは妓夫太郎にその選択肢がある……可能性にすら思いつかなかった。
意外というより、驚きでした。
可能性としてはある?
冷静に考えれば、ないよね。
あんなに悪いことをしてきた鬼なんだから
妓夫太郎の心象のなかで、
妹だけは光のほうへ行かせたいと思ったとしても
客観的にはありえない。
上弦の陸は地獄行きです。
そういえば
作品中で地獄という言葉は那多蜘蛛山でも出てきます。
塁が
「たくさん人を殺した僕は地獄に行くよね、
天国には行けないよね」と。
鬼になってしまったことは不幸だけれど
鬼であってもやってしまったことは許されない、
という物語だから。
今日は休みだったので
海外の見知らぬみなさんと、
しっかり遊郭編を堪能したのでした。