タイトルどおりですが、本日映画館で「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観てきました。
とりあえず一回目、というか、劇場では多分一回しかみないので、このページのタイトルから「仮」が外れるのは、配信で見られるようになってからになると思います。そのときにはここの文章も編集する予定です。
ということでこのページは映画「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の紹介です。感想も観劇(感激)ポイントも紹介=ネタバレともなります。ご注意くださいませ。
写真以外の画像は漫画「ハイキュー!! 33~37巻」ときどき英語バージョンが混ざります。
春高3回戦、烏野vs音駒 フルセット
映画の上映時間は84分。
バレーボールの試合としてVリーグにある観戦ガイドによると、1セットは20分だそうですので、本物の試合と同じくらいの時間ですね。
といっても、回想や演出が盛りだくさんのハイキュー!!ですので、試合1本分+高校2チームの9か月の思い出、その背景にある鵜飼監督と猫又監督との歴史まで含んで、
感情はあふれて、最高にたのしい試合でした。
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試合開始
もう一回がない試合だ、研磨!
もう一回がない試合
英語版では”instant game”となっていますが、
instant game :一般的には、ダウンロードしなくてもすぐに遊べるネットゲームを指すことが多いらしいんですけど、
すぐに結果が出るという勝負、すぐに白黒がつく勝負ということで、「一発勝負」に近い意味もあるそうです。
この映画の主役は研磨といってもよいかと…。こんなワクワクした顔するんですねぇ。
序盤はツッキーと山口!と黒尾さん
前の記事でツッキーをとりあげました。
ツッキーは東京合宿でが卵から雛に孵り、そして白鳥澤戦までに大きく成長しながらも、自分を「カッコ悪い」と言いかけて山口に「ばかじゃないの!」と叱られています。
彼は僕の一歩先を行く男ですから
それは東京合宿でのこと。
ツッキーにとって山口は自分より一歩前を行く男なんです。
ということで黒尾さんに対してツッキーは「一人で勝とうなんて1ミリも思っていません」けど
ツッキーは「山口は違う」のだと思っているんです。
出典「haikyu!! vol.34」
山口がジャンプフロートで得点!
さらに山口のサーブですこし乱されたレシーブからの攻撃をツッキーがブロック!
この二人の背中も大きくなってますねぇ。
この映画の主役は音駒の研磨だと思う
「ハイキュー!!」という作品全体を見れば、主人公は日向翔陽で舞台は烏野高校。ですが、話ごと、アニメでいえばエピソードごとにメインがあります。
そしてこの映画で主人公はまぎれもなく研磨です。
この試合では研磨はずっと生き生きしています
楽しみにしていた試合、研磨としては試合開始からやる気にあふれています。
そしてその喜怒哀楽度は、漫画の数十倍のコントラストです。
楽しそうすぎて、つまらなさそうすぎて、やっぱり楽しそうすぎます。
翔陽は面白いからいい(それって強いってこと)
手ごわい敵ほど面白い。攻略のしがいがある。
面白いままでいてね
英語では”stay interesting, ok?”
※’kay は、Okayの略です。
ここはまだ序盤です。日向の攻撃は決まっているし、以前は穴だったレシーブも、今は充分。
でもその日向を攻略するための仕掛け始まっている。
そして、このときの研磨…、
漫画でもなかなかのホラーですけど、映画はこの数十倍怖かったですよ。
翔陽の翼は助走
日向にレシーブさせて態勢を崩し、きわどいボールを西谷に取らせて助走路を絶つ。
徹底した日向潰し。
研磨さん、怖いです
なんでわかったかって、助走路を断たれていた日向に助走できる場所があったら、フラストレーションをためたスパイカーが飛んだら、影山というセッターはそこにあげるから。
説明を聞いてもリエーフの感想は同じ
面白いのは攻略するまで
攻略できた瞬間は面白いけど、攻略できた相手との試合の続きはつまらない
強くてかっこいい敵だと思っていたのに、攻略できてしまったら「これだけ?」って感じでがっかりなのかな。
自分で鳥かごに閉じ込めたのに、翼がなくなった日向は面白くないって顔をする。
大きなスクリーンで、研磨がすっごくつまらなそうな顔になる。あんな顔されたら、日向以外の人間なら二度と立ち直れない。日向もコートに背を向けていた時間が長くて、すっごく悔しそうだった。
もがれた翼ふたたび!
日向に、お前はもっと飛べるぞ!と言ったのは影山。
本物のジャンプは床を蹴る音がする「ドン!って」
稲荷崎との試合で、日向がスパイクを忘れたあのジャンプ!
助走できなかったのは速攻だから。速攻だから時間がなくて跳べなかった。
「オープン!」さあ、ゆっくり時間をとって、距離をとって、跳びやがれ!
日向ひとりで戦ってるわけじゃないわけで、烏野には天才セッター影山がいて、その影山が
日向の前の道を切り開く!
研磨の「別に…」以外の感想
研磨目線、攻略したはずの敵がふたたび立ち上がって
研磨が試合の途中で「楽しい」って言ったとき、日向の目的は達成された。
勝ち負けではない目標ひとつクリア!
研磨が体験した充実した試合。作戦を考えてそれが奏功して、攻略したと思ったのに、敵は次の技を出してきた。
疲れる、息きれてる、終わらないでほしい試合が終わったとき、「楽しかったぁ」って。
「バレーを教えてくれてありがとう」って
感想というか
試合開始直後から、ほっぺはずっとニコニコしていました。
彼らが全国という舞台で試合ができているのが嬉しくてしかたない。
漫画では描かれているけど、
今こうして目の前で、大きく映し出されていることが嬉しくて仕方ないって感じですよ。
試合はニッコニコ!
そして試合が終わったあと、充実した時間をすごした満足感。ひとことでいえば充足感。
そして試合が終わってしまった寂しさもある。
だけど、研磨が言っていたゲームオーバーよりつまらないゲームクリアとはちょっと違う。
攻略とかそういうものじゃない。もっと意味の濃い時間を過ごした満足感はあるのだけれど、至福の時間が終わってしまった寂しさ。
その寂しさ、どうにもたまらないのは、鵜飼監督のエア握手でした!
我慢してたのに、ハンカチの出番でした。
終わりがあるから楽しめるんだなぁと
特典の冊子。最後に海くんが悪夢だっていうんだけど、
試合、楽しい! 終わらないでほしい! って願ったその試合。最後のラリーが永遠に終わらない夢を見るんだって!
目がさめたらぐったりだって。
そりゃ、そーだ。どんな夢みたいな瞬間もとおりすぎるから素敵なんだよねぇ。
内容は濃厚、漫画5冊で1試合
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これは劇場版の…小説かぁ。
研磨の怖さをしっかり味わうのは劇場ですね。
今さらながら内容はテレビのシーズン4の続き、内容は漫画33巻から37巻までに含まれます。
で、もちろん全部の内容が映画に盛り込めるはずはなく、カットされているシーンはたくさんあるのです。
今回は対音駒、対研磨ですので、それ以外の部分、主要なのに烏野のメンバーの物語はカットされている部分がたくさんあるので、その分は漫画で補充…!?じゃなくて、補完してくださいませ。
おまけ ブロック吸い込み
ページの下部分が途切れてしまっていますが、
A waterfall ball is one that dribbles down between the blockers and the net.
A waterfall ballとは、ブロッカーとネットの間をころがり落ちるボールのこと
※waterfall:滝
dribble down:(水が)滴り落ちる、ドリブルしながら落ちる
dribble:ドリブル
映画でも、五色くんは天童さんと試合中継を観ています。そして↑はカットされていた部分ですが、ブロックの吸い込みのことです。ここではボールの動きを説明するように書かれています。