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【転スラ】3期53.54.55話に書籍版から補足…ついでに英語も少し

転スラアニメ3期の内容に、書籍版の情報を自分の好みで補足する。今回はその第3弾!

第53話「両翼会議」、第54話「迫りくる者達」、第55話「聖魔激突」、この3話分を駆け抜けます。


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いつもの注意!

書籍版の内容を補足するのあたって、あくまでもアニメに該当する部分、3期なら書籍7巻の内容を補足していますが、
コミカライズ化&アニメ化で再構成、再編集されているため、省かれたのではなく、今期の後の方で出てくるといった、短期のネタバレとなる可能性はあります。
そういう場合は、ごめんなさい。

53~55話、3話分の内容、ざっくり一気に。

テンペストで会議が終わると、次はルベリオスで会議からはじまります。

思い通りにならない会議、ヒナタを信奉するクルセイダーズと…

みんなを待たせてヒナタが登場。

ヒナタの片翼、【聖騎士団/クルセイダーズ】は身内。

もう一方の片翼、【法王直属近衛師団/ルークジーニニアス】側のサーレが、さっそく文句を言います。会議がほぼ現状報告。

ルミナスの神託を根拠に「リムルとは対立しない」と宣言。

しかしレイヒムが持参した水晶に映しだされたリムルから「一騎打ちだ」と挑発される! 

そして七曜の老師と呼ばれるルミナス教の謎の有力者が登場。謝罪に行くつもりのヒナタに、大剣ドラゴンバスターを押しつけます。

七曜イメージです

会議後、ヒナタは、テンペストとの和平を望み、単騎で出発しますが、クルセイダーズが追いかけてきます。

テンペストまでの道、整備された街道に驚き、日本の食べ物ラーメン、餃子に衝撃を受けます。ヒナタは二度見してましたし、ラーメンスープを飲んだバッカスは目からビームを放っていましたね!

ルベリオスに留守番担当のレナードとギャルド…。しかし七曜にヒナタへの疑念をささやかれたレナードは、ヒナタの潔白を証明したいと、万一の場合はヒナタを助けたくてギャルドと100人の騎士を率いて出陣します。

テンペストは迎え撃つ(?)人員を選出

テンペスト側では、ヒナタやクルセイダーズが七曜に踊らされているなどとはわかりません。

とにかく迎え撃つメンバーを選出。
リムルはヒナタと話し合い…一騎打ち。

その他、クルセイダーズを足止めするのはベニマル、ソウエイ、アルビス、スフィア。
そして森を抜けて来るレナード&ギャルド他100名には、シオンとその配下「紫克衆/ヨミガエリ」。

そして両陣営のうち、レナード&ギャルド+100名と、シオンたちが激突します。

両翼会議の面々

ルベリオスの会議室、大きな机についてヒナタを待っていた面々。両翼…ふたつの勢力。

【聖騎士団/クルセイダーズ】ヒナタ直属

漫画「転生したらスライムだった件」21巻裏表紙

総勢110数名。ヒナタ以外の6名がそれぞれ20名ほどを従えます。…計算すると各20名弱ですね。

会議ではヒナタの右手側の人たちです。席についた6名、壁際の騎士たちも同じ白いコート…襟に赤十字っぽい模様のある↑のあれです。

壁の騎士たちも同じコートですね。

騎士たちの仮面…

椅子に腰かけている6人以外が仮面で顔を隠しています。コミックでもそうなっていますが、書籍にそんな説明はあったかなぁ…? 見落としているかも…?

で、ひょっとしたらと思うのですが、

顔をお面で隠して活動した「ビート クルセイダーズ」というロックバンドにちなんで、その他大勢の騎士の顔を隠した…のでしょうか?

100名以上の顔を書くのと、同じくらいの仮面を描くのとどっちが大変なんでしょう…? 

法王直属近衛師団/ルークジーニニアス(法王庁所属)

出典 書籍「転生したらスライムだった件」7巻、三武仙のスケッチ

ヒナタの左手側の3人(と、壁の人たち)
白コート無しのせいかすこしラフに感じます。

【法王直属近衛師団/ルークジーニアス】において、ヒナタは筆頭騎士。

筆頭で実力は一番上だけど、形式というか立場的には上下はなく…、彼らの上は法王ルイ(と神ルミナス)だけ。

十大聖人

着席している9人と、ヒナタを足して10人が十大聖人。彼らは魔王と対をなす存在…。

この人たちは「仙人/せんじん」級。人間が進化したもので、覚醒前の魔王(=魔王種)に近い存在です。

ところで

十大魔王で十大聖人…?

八星魔王となった今、十大聖人からも2人欠けるのは自然の流れのように見えますが、必然だったのかもしれません。

【聖騎士団/クルセイダーズ】6人

  • 副団長レナード・ジェスター
    • 光の貴公子と呼ばれる聖騎士/ホーリーナイト。
      「不敬だぞ」と言った彼。見た目も剣技も端正です。
  • 空のアルノー・バウマン
    • 剣士としてはヒナタの次。
    • 特攻隊長的存在。
  • 地のバッカス
    • ちょっとごつい見た目の彼。
  • 水のリティス
    • テンペストを偵察した様子を報告していた女性。
    • ウンディーネを使役するエレメンタラー。
  • 火のギャルド
    • 赤髪の彼。
    • くじで居残りとなったのあとはレナードと同行。
  • 風のフリッツ
    • 服装を少し崩している。
    • 最後の餃子を食べようとしてヒナタに睨まれた彼、お調子者。

【法王直属近衛師団/ルークジーニアス】の3人、三武仙

  • 蒼穹のサーレ
    • 少年のように見えますが、十大聖人でもっとも長命。
    • ヒナタ台頭前の筆頭。
  • 巨岩のグレゴリー
    • 二つ名のまま、岩っぽい見た目の大男で、サーレの右腕。
  • 荒海のグレンダ
    • 赤い髪で野性的な美女。

ヒナタは三武仙をどう見ているか?

サーレのことを、
文句は言っても命令には従う。
サーレはルミナスへの信仰心は確かなので、ヒナタに逆らうのもただのポーズという認識。

サーレもヒナタがそう認識していることを承知しています。
批判と小言の応酬はお約束みたいな感じです。

グレンダのことを、
野心がありすぎる。内部でのし上がろうとするだけなら放置できるが、どうやら内通者、裏切り者であるらしい…、身の程を教えておこう!と考えています。

ヒナタの「舐められたものね」

アニメでは誰が誰を舐めているのか、ちょっと曖昧でした。

書籍では明白にヒナタがグレンダの嘘を感じ取り、身の程を知らせる必要があるとはっきり言っています。

前期から影の薄い「神殿騎士団/テンプルナイツ」もいます

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

アニメ第2期で、ファルムス軍と同行し、レイヒムのホーリーフィールドを守っていたのが神殿騎士団/テンプルナイツです。

神殿騎士団/テンプルナイツは、魔物から人類をまもるために、各国に滞在し、普段は独立して動いています。ただし緊急時には、【法王直属近衛師団/ルークジーニニアス】の指揮下に組み込まれます。

今回はエドワルド新王側につきます。影はとっても薄く見えませんが、今回もどこかにいるんです。

枢機卿…? ニコラウス?

一般に枢機卿といえば、法王に次ぐ高位の聖職者ですし、ルミナス教においても、法王に次ぐ地位なのですが、「転スラ」のルミナス教には、謎の最高顧問集団、七曜がいるので存在感が薄いというか、地位が高いのかどうかわかりにくいのですが、地位は高く、偉いんです。

伝説の最高位が「七曜」、実体のある最高位が「枢機卿」といった感じですね。

ですが、彼は教団よりヒナタ個人の信奉者なので

ニコラウスは枢機卿でありながら、神ルミナスではなく、ヒナタ個人を崇拝しており、むしろそれ以外はどうでもいいとさえおもっています。

教団から見れば、かなり異端な…生臭坊主っぽい印象です。

七曜の老師

七曜イメージ

両翼会議にレイヒムを連れてきて、連絡用の水晶に細工した老害。宙を舞う感じはシーツのお化けっぽい人たち…。

あのひとたちはすでにふつうの人間ではなくて、精神生命体であり、かつての英雄とか勇者たちなんです。

とはいえ、今はルミナスの寵愛がほかに向けられることを厭うだけの老害。アダルマンもそうでしたが、ヒナタも優秀なものを追い落とすことしか考えていなません。…彼らなりに切実な理由も…あるのですが…。

ゴブア! 名前からして最初から村にいたゴブリンですが

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

魔物の進化は不思議です。彼女はゴブリンからゴブリナに、そして今やオーガに進化しています。

書籍では進化の不思議について、ソーカが人型に進化したときに語られています。

本人の望みに影響され、望む方向、望む形に近づくのだそうです。

ソーカはソウエイに、そしてゴブアもベニマルたちの方向への進化を望んだのです。

ところでゴブアは、ベニマルに紅炎衆/クレナイの隊長、ボブっぽい青髪に幾筋かの赤い髪が混じるかわいい子です。書籍…文字で読んだときとは印象が違って…可愛すぎます。

からぽん
からぽん

書籍では特に長身美女と書かれており、

オーガだし…、個人的に、別作品「ヒロアカ」に登場する

スター&ストライプ=キャシーを想像しました。

あの作中で言われるゴリラ系の美女です。

……違ってましたね、なんだかごめんなさいです。

新しい敵

54話の終盤に唐突に映し出された暗がりの密談…!?

この場所はイングラシア王国とファルムス王国に挟まれ、北海に面した小国シルトロッゾ。

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

こちらの地図のほぼ中央、ファルムス王国のアのところ、うっすらマーカーがついてるの場所です。小さな国ですが、西側諸国内での経済的な影響力、支配力は大きいのです。ここに裏社会の中心がありました。

グランベル

五大老で最も力ある者。グランベル・ロッゾ、ロッゾ一族の首領。シルトロッゾ王国の王族です。

その支配は西側全諸国に及び、自由組合(ユウキ・カグラザカが立ち上げた組織)にも資金を提供しています。

そしてかわいい(!?)孫娘のマリアベルは、彼以上の力を持っているのでしょうか? 

金のダムラダ

顔に傷のある金髪の男。東の商人。東の帝国秘密結社「三巨頭/ケルベロス」の頭目のひとりです。

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

またしてもこの地図を参照。

転スラ世界で、リムルが今まで見てきた地図はすべて西側諸国です。帝国は地図の右上。西側で面しているのはドワルゴンジュラの大森林。そしてそれまではクレイマンの領地だったジスターヴです。

実は「転スラ」が始まった直後から「東の帝国」は脅威として名前が挙がっていました。
人類がヴェルドラの消失を知ったときです。「転スラ」第1期、第2話!ブルムンド王国でベルヤードとフューズの会話で、「東の帝国がヴェルドラがいなくなったら、ジュラの大森林を超えてやってくるかも!」という脅威を話し合っていますね。

今まで見ていなかっただけで、ずっとそこにあった脅威…。ダムラダの存在が明かされた今、現実的な脅威が近づいているのでしょうか!!!

グレンダ・アトリー

すでに両翼会議にいた【法王直属近衛師団/ルークジーニアス】の三武仙のひとり。

そしてヒナタは裏切りとみていますが、グレンダにとってはこちらが本拠地(?)です。ルミナス教には潜入しているだけなので…。

グレンダはグランベル・ロッゾに召喚された召喚者、異世界人です。

グレンダは召喚される前、傭兵として戦闘を叩き込まれており、実際に戦場で生き残ってきた実力者です。そんなグレンダは、日本のただの高校生だったヒナタを本当に心から侮っています。

「アタイの自由の為に」という乾杯の言葉は、魂にグランベルへの忠誠が刻まれている召喚者グレンダの本当の願い、願掛けの言葉です。

「ヒナタ」ガチ勢、レナード

ニコラウス枢機卿もそうですが、【聖騎士団/クルセイダーズ】も、みんなヒナタ信奉者です。

特に副団長のレナードはガチ。

彼はかつてヒナタに救われた村にいました。ヒナタの剣技にあこがれて、家族や故郷をすてて【聖騎士団/クルセイダーズ】の副団長にまで上り詰めました。

聖騎士としてだけでなく、聖魔導士(セントウィザード)として天才です。「精霊魔法」と「元素魔法」と「神聖魔法」のすべてを極めた上、その力を隠したうえで、剣士、聖騎士としての名声も高いのです。

レナードが知る限り、ヒナタ個人を信奉する者は、ほかにアルノー、フリッツ、そしてニコラウス枢機卿。

シオンが無邪気で怖いところ…

ゴブゾウ
ゴブゾウ

それって、命令違反にならないダスか?

まっとうな意見を述べるゴブゾウに対して、シオンは↓

貴様、まだいたのか? さっさと言われたとおりに動くか、それとも新作/りょうりの実験台になるか、好きな方を選ばせてやろうか?

この実験台って、味見だと思われた方も多いかもしれません。実際、youtubeでリアクションされている方のほとんどは、味見だと思ったみたいです。が、それって、シオンが自分の料理の味見が脅しになると認識しているということになりますよね。

アニメではわざとボカしているんだろうな思います。転スラ…書籍版って実はとっても、かなりえぐいので。

シオンの料理…新作の練習について、すでに別ページの「シオンの所業」 で触れています。詳しくは省きますが、エドマリス、レイヒム、ラーゼンの3人で活け造りの練習をしたんですよね。
そして、書籍版の文字新作と書いてりょうりと読むあたり…、とってもホラーですが、実験台とは断じて味見ではないんですね。

シオンのセリフ「新作/りょうりの実験台」を英語でも吟味

ゴブゾウは…もちろん料理を食べたくもないでしょうけれど、実験台はもっと避けたいのではないかと。検証しましょう。

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
貴様、まだいたのか? 
さっさと言われたとおりに動くか、それとも新作(/りょうり)の実験台になるか、
好きな方を選ばせてやろうか?
You’re still here?
Either you do what you’re told, or you’ll vecome the test subject for my latest kitchen delights.
Is that the decision you wanna make?!
test subject
=被験者
kitchen delights
=おいしい料理
or 台所のお楽しみ
実験台!?

英訳も曖昧さを残しているといえます。常識的に味見役ともとれますし、台所でのシオンのお楽しみの対象にされるともどちらとも取れます。あとは常識的な感覚と、シオンのここまでの所業や性格をどう判断するかということでしょうか。


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コピーライト 

(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
出典:転生したらスライムだった件7巻
That time I Got Reincarnated as a Slime,Vol.7