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リアクション動画で覚えた英単語5 スラングの称賛は入れ替わりが速すぎ:fire、tight、saucy

日本アニメの、海外リアクション動画を視聴するのが好きです。海外のかたの反応は新鮮なんですよね。それに日本のアニメを楽しんでくれている様子を見ているだけでう嬉しくなりますし。リアクション動画という作品だから、あえてはっきり言葉で表現したり、大きくリアクションしたり、ちょっと無理して考察している部分もありますよね。それもふくめて発見があります。

約1年前、本来は別の意味の単語”sick(病気)”や”insane(頭がおかしい)”なども、「やばいくらいかっこいい!」「ふつうじゃ考えられないくらいすごい!」と最上級の褒め言葉として使われていることがあると紹介しました。

>>アニメのリアクション動画で覚えた英単語1

>>アニメのリアクション動画で覚えた英単語2

今回も口語、スラングを紹介します。英語は世界中で広く使われる言葉。でも、スラングは地域や年代、ごく狭い仲間内でだけ伝わる言葉もあります。一時期は広く流行った言葉も、あっという間に世間的から忘れられたり‥‥‥。日本語でも、業界用語や隠語、若者言葉とか、趣味の世界のコアな仲間だけで通じる言葉は、部外者には理解しにくかったり、あっという間に消えたりしますよね。

今回、とりあげたなかでもとくにtight、sauceは、音楽、おもにヒップヒップホップ系ミュージック好きの若者言葉のようです。かなり狭い世界で使われる尖った使い方。ですから、自分で使うのではなく、こういう意味で使われることもあるのだなぁと知って、読み流してくださいな。


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「ハイキュー!!」のリアクション動画

「ハイキュー!!」のリアクションでは以前も紹介したSarah Pavanさんのチャンネルが一押しです。彼女は一流のバレーボール選手。バレーボールやアスリートとしての経験、知識は申し分なし。さらに作品への愛も深い。最近は烏野高校、排球部メンバーのお母さんのようです。春高全国大会の開会式のエピソードのリアクションでご本人が「自分のこどもたちがオリンピックに出場する様子を見ている気分だ」と語っているので、言いすぎでもないんです。さらに!英語がとても聞きとりやすいのです。スラングもないので、安心して視聴できます。

ところで、今回参考にしたの動画はちょっと、だいぶクセあり、

こちら>>「ハイキュー!!」リアクションのプレイリスト

配信は2年前、動画内の発言から、少なくとも当時はオーストラリア在住です。「ハイキュー!!」に盛り上がっています。そしてとても言葉が独特、クセありです。

冷たくても熱くても、クール

お絵描きばりぐっどさんに「かっこいいヒーローを描いて」とお願いしたらこの絵を描いてくれました。好み、嗜好は人それぞれです。AIさんもそのときどきみたいです。

cool:かっこいい 魅力的

この表現は教科書にも載っているくらい普通の使い方。辞書によっては現在はあまり使われないと書かれているものもあります‥‥‥が、youtube視聴していると、よく聞きます。そんなに尖った使い方でもなく、女性も使っていますね。

その他、寒暖、冷熱から連想される言葉でかっこいい! すごい!という意味のスラングになっているものです。

cold : coolよりさらに冷たいから、かな?

★cold「冷たい、冷淡」などの元の意味とは関係なく「かっこいい。すごい」の意味。

fire 「火」は明るいし、必要だし、いいもの!という認識があるかも

★fire He is fire! 彼はすごい!  That was fire! 今の(プレーは)最高だ!

注意!

トランプ大統領の時代によく例に出されたフレーズ”You’re fired!”お前はクビだ! He was fired彼は解雇された。似ているので注意です。

文脈から間違えることはなさそうですね。

hot 熱い! 特に見た目、容姿で素敵、魅力的だというとき

★hotを魅力的という意味で使うとき、性的な魅力をとくに指すことが多いようなので使用には注意が必要です。

chill 感動! 鳥肌! やば! ゾクッ! ぞわ!

chill(-)bumps 鳥肌そのもの

goosebumps は鳥肌を表す一般的な名詞。実際に口にするときは、感動や、興奮でぞくぞくしたときに言いたくなります。でも実際の原因は寒さ、恐怖、感動、興奮、さまざまですね。


I’ve got goosebumps all over my body.(全身、鳥肌だよ) 
chill(-)bumps =goosebumps
chill(s)だけで、鳥肌の意味で使われることもあり!

chill(s) 冷気、寒気、ぞく! ぞわ! 寒さと恐怖を表す一般的な言葉。派生してぞっとする(鳥肌が立つ)ほどすごい!畏怖がこもった賛辞、称賛、感嘆したときに使うのは若者言葉

例:I’ve got chill(bump)s!ぞくぞくした!←感嘆でも悪寒でも使えるのは日本語も一緒。

関連!

“full body chills”というポッドキャストがあります。

タイトルの意味は「ぞっとする話」「心胆寒からしめる」的な。

内容はタイトル通り、ミステリー、ホラーなど。リスナーをぞっとさせる物語を提供しているそうです。

注意!

Chill out!

落ち着いて! 頭を冷やせ! 熱くなるな!など、

一般的によくある場面で、大人も若者もよく使う言い回し。

I’ve got chill.(chillが単数形)もう大丈夫。落ち着いた。冷静になった

I was chilling all day long, yesterday.(昨日は一日のんびり(まったり)過ごしていたよ)

tight かっこいい、すごい、最高!

tightの一般的な意味:きつい、硬い、余裕がない、しっかり、ぴったり、厳格な

tightを最高!かっこいい!という意味で使う由来

1950年以降、ジャズなど即興で合わせるパフォーマンスの場で使われるようになった業界用語。
tight:ぎゅっとまとまっているという意味から、バンドの各メンバーの息が合った良い演奏」や「完成度が高い演奏」を指し、つまりすごい”という意味に使われるようになった。音楽に詳しいひとなら年配のひとでも使うようです。若者言葉としても、ヒップホップ系の音楽や文化に近しい人が使うようです。

ヒロアカ好き
ヒロアカ好き

余談です

タイトでかっこいいと言えば、ベストジーニストさんですよ。

ぴったり、タイトなジーンズでカッコよく!

saucy、sauce=かっこいい かなり尖ったスラングみたいです

【tight=かっこいい】と同じくヒップホップ系の文化に近しいひとが使う言葉ですが、tightより尖っている感じ。tightのようにすんなりとは由来がでてこなかったので、ChatGPTに相談しましたがしっくりくる答えはでてきませんでした。ここではAIの説を紹介しつつ、わたしも考察してみました。

sauce:ソースを使うと、食べ物がおいしくなるから

ChatGPTによる説1:

sauce(ソース)トマトソースやウスターソース。無理に訳せば「たれ」かな。

ソースによって食べ物に塩気や風味、刺激がくわわりおいしくなる。そこから、ソース=刺激的、スパイシー⇒いい物、魅力的なもの、かっこいいという意味で使うようになったという説。
個人的には納得できないな。

ヒップホップ系のダンスの動きから

ChatGPTによる返答その2で、ジャークの動きsaucin’から。という返事があったのですが、その動きがどういうものか確認できず、ほかの検索でも確認できませんでした。ただし、ヒップホップ系の音楽文化のなかで、sauce、saucyが「かっこいい! 最高!」という意味で使われているのはたしかなようです。

考察:saucy「生意気な、大胆な、ずうずうしい」→「かっこいい」は自然とも思える

saucyという単語について

1500年頃「ソースに似た」という意味からはじまる。
ソースが味をつけたり、塩気を強めたりすることから、ひとの言動に力強さや刺激があるいう意味で使われるようになる。現在はソースから離れ、生意気な、大胆な、ずうずうしい、敬意のない様子などの意味だけになった。
オンライン語源辞典参照

誰かの言動を上から見るか、下から見るか!では?

ここからは個人的な考察です。

saucyな言動とは、生意気で、大胆で、年長者にこびない行動。
既得権益者や年長者から見れば、生意気で無礼な奴。
後輩や、同年代の一般人から見れば、かっこいい、あこがれの対象!

この単語の意味を調べていて、思い浮かぶのは「呪術廻戦」の五条悟! 一部の大人からは敬意がないと非難されつつ、圧倒的にかっこいい存在として描かれている人物。

今回参照したチャンネルに2023年3月末に「呪術廻戦」第2期のトレイラーのリアクションもアップされています。やっぱり五条悟はsaucy、sauciestなんだそうですよ。ですよね!

五条さんについてはものすごく納得なんですが、sauce、saucyというスラングはかなりマイナーっぽいです。誤解を招く可能性もあるので安易な使用は注意です。

スラング、新語、流行語、若者言葉、ちょっと真面目に考えてしまった

スラング以外の一般的、普通の言葉を定義しているのは大人が編纂した辞書。わたしはどうも正しい日本語にこだわってしまところがあるんです。文学部に進んだり、一時期出版翻訳業界を夢見たことがあったから? 当時から辞書とか記者ハンドブックとか参照すべしと言われてきたし、今もやっぱり大事だと思ってしまう。

辞書は当然、さらに正式な言葉の使い方は大人が定めてきた。でも辞書に載らないスラングは昔からあって、若者なりの事情や目線で言葉を選んで使ってきた。インターネットやSNSが広まる前、そういう狭い範囲の独特の言葉遣いは、外に出ることはなかった。そのグループもメンバーが変わったり解体したり、仲間内だけの言葉遣いはいつのまにか消えていったんです。例外は突出したアーティストが使った言葉だけ。

現在、狭い社会やグループ、業界用語、隠語、家族中だけで通じる言葉まで、話し言葉はネット上に残ることがある。たまたまその言葉に共感した人がいれば、言葉が外に広がっていく。新鮮、斬新、目新しい言葉は、自分の新鮮な気持ちを表すのにぴったりだと感じるし、使ってみたくなる。奇抜な言葉ほどあっというまに広まって、奇抜すぎて実用に合わなければすぐに使われなくなる。それでもSNS以前とは違って、ネット上に言葉が残る。

ネット上にある言葉、すべてが今も生きているわけじゃない。わたしたちが2023年4月現在に、「チョベリグ」と連呼する動画をいくつか続けて観たなら、それは特定の時期の限定されたジャンルの動画だ。日本人ならそれがわかる。でも海外のひとが、別々の動画で「ちょべりぐ」を3回耳にしたら? いまも使われる一般的な言葉だと思うかもしれない。

ところで2年前の「ハイキュー!!」の動画で、tight、 sauce(saucy)を使っていた彼は、最近の動画「呪術廻戦」第2期のトレイラー(告知ビデオ)のリアクションでもtight、sauce(saucy)を使っていた。なんだか、スラングの生存確認できたみたいで嬉しかった。



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